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日本画って?!
日本画、って何?

・・というのが、結構知られてないんですよね。


ちょっと長くなりますが
かんたんに説明してみようと思います。
おつきあいいただければ嬉しいです。


私もいままで水彩、アクリル、油絵・・と、
色んな絵具を経験してきましたが、
日本画はいちばん時間と手間がかかる絵具です(T - T)

えーじゃあ、なんで日本画やってるんだ~?
と言われそうですが、
私の場合は、日本画の岩絵具の色が美しいことです。
岩絵具の色を知ってしまうと、
他の絵具ではどーしても物足りなくなってしまいます。
あと、独特のざらっとした質感も。

R8234498.jpg


現在では、絵具の原料の天然石が不足し、
天然の岩絵具は、かなり高価です。
でも人工では作り出せないものが
自然のものにはあるようで、
天然の絵具はうっとりするほど美しいです。


では具体的な説明を・・↓

《絵具について》

R8234503.jpg



日本画の絵具は、「岩絵具」
という、粉末状の絵具を使います。
これは、貝や天然石を砕いたものです。
ですから色の名前も、
瑠璃末、珊瑚末、紅玉末、黄土・・
なんていう名前がついていたりします。
ほかにベンガラ、朱、藍、紅・・など、
おなじみの染料の色もあります。

粉は、粗いものから細かいものまであります。
同じ絵具でも、粒子が荒いものは濃い色
粒子の細かいものは薄い色になります。


R8235324.jpg

(岩桃 左から白番、10番、7番)
      細かい ⇔  粗い 


これを絵具皿に入れて、
ニカワという動物の脂を煮溶かしたものを混ぜ、
液体状にして使います。

ちなみに、絵具は混色できません。
パレットで混ぜて色を作るのでなく、
単色を画面上で、一色一色塗り重ねることで、
複雑な色やグラデーションを表現します。
(使う色の数だけ絵具皿が要るので、
描いてるとき周囲がお皿だらけになります・・。)



《描き方について》

岩絵具の場合、
いちど塗った絵具の色は、
重ねた絵具の色に影響し続けます。ので、
例えばアクリルのように修正が効きません。
(例:黒に塗ったところを、赤色にしよう・・
と無理にかさねて塗っても、汚いエンジ色のままです)

ですから、デッサンをしたあと、
本紙に直接描きはじめることは、基本、しません。

まず、「草稿」というのですが、
本紙とは別の紙に、
本紙と同じ大きさで下書きを描きます。
これは色をつけず、線書きです。
この草稿のときに構図を決めてしまいます。

そして「小下図(こしたず)」という
色付きの縮小版の下書きもして、
このとき、ほぼ色合いを決めてしまいます。

本紙はおもに、麻紙という和紙を使います。
そのままでは絵具が乗らないので、
ドーサ引き、というのですが、
ニカワ・みょうばんを塗り、
撥水処理をします。

ドーサ引きをした本紙に、
「草稿」を写し、墨で線書きします。
そこからやっと、
絵具での色付けがはじまります・・

こういった手順を経て、作品はできあがります。


(私の昨年の作品)
このお花が・・
R8234474.jpg



・・こんな絵になりました
R8234477.jpg





私の場合は、絵の方向性や、時間的な問題、
出したいマチエールなどの理由で、
今ではこのとおりにはやっていません。
今はほとんどキャンバスに描いていますし、
ニカワでなくほかの溶剤をつかってます。

でも、岩絵具の色の美しさや
ざらざらした有機的な魅力を損なわずに
自分の表現にしていきたいと思って描いてます。

PCのディスプレーでは、残念ながら
色や質感は伝わらないですね。
私の作品を生で観てもらえるときには
そういった岩絵具の良さやおもしろさも
感じてもらえたらとても嬉しいです。



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