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靴好きの本棚から  [ジャズマンは黒い靴]高田喜佐著
突然ですが、私は、自分で「靴好き」を自認しています。

毎シーズン、欲しくなるのは、
服よりも、まず、靴。
とりあえず、靴。

少し変わったデザインのヒールのものや、
アメリカ先住民の手縫いのモカシンや、
出会ってしまうともう頭から離れなくなってしまいます。
レディースばかりでなくメンズっぽい靴も大好きで、
仕立の良いトラッドな本革のUチップなんかは、
ずっと私のあこがれ。
いつか私のサイズで仕立て作ってもらいたいなーというのが秘かな夢です。

現在は、腰を悪くしてからというもの、
自分で楽しめる靴の範囲は
とてもとても狭まってしまい、
かなしい思いもするけれど、
それでも大の靴好きには変わりなく、
お店で見ているだけでも、どきどきわくわくしてきます。

そんな私が、読むべくして読んだ本。

[ジャズマンは黒い靴]高田喜佐著




私の本棚にずっと置いておきたい本のひとつ。

題名から、やられるでしょ。

シューズブランドKISSAのデザイナー、高田喜佐さんの感性のきらめきが、エッセイとはいえ、詩的に物語的に紡がれる文章から、伝わってきます。
著者の体験や思い出のひとつひとつが靴の制作に昇華されていく様が、とてもピュアに綴られています。

元気がわいてくるような、素敵な靴を作った人の文章からは、同じように元気にしてくれる爽やかなエネルギーが感じられ、彼女自身がとてもまっすぐな、素敵な人だったのことを感じ取ることができます。
詩人であった高田敏子さんを母にもつ、著者ならではの、シンプルでいきいきとした感性あふれる文章に驚かされ、満たされ、また洗われるような心持ちがします。

ひとつひとつの靴に秘められた、物語の数々は、高田喜佐さんの個人的なものであり、同時に万人が共有できる、「夢」のようです。
読めばとても元気がでます。ものづくりに関わる人、感心のある人には、是非読んでみてほしい一冊です。

高田喜佐さんは、このほかに、「私の靴物語」「靴をさがしに」等、素敵なエッセイも残されています。
こちらの2冊は、まさにエッセイ、という趣きの文体/編集で、高田さんの靴とファッションにまつわる半生、そして靴デザイナーとしての歩みを知ることができます。また、現在よりもっとファッションが、勢いと高揚感を持っていたであろう、当時の時代性を、背景にいきいきと感じることができます。こちらも喜佐さんの、独特の優しくユーモアを含んだ語り口が印象的です。

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