little-treeの Tree of Life
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チベットで起こっている、知らないできごと
今日、元町に行く用事があり、BIG ISSUEを買った。元町に勤めていた頃は、毎月買っていたが、しばらく買っていなかったら、いつの間にか1部300円になっていたのね。
寒い中、頑張って売っているおじさん。この方はいつも「ありがとうございます」と丁寧に言ってくれて、なんだか元気づけられた気持ちになる。

さて、今月はジョンレノンとヨーコさんの記事で、おお、と思ったのだけれど、
ぱらぱらめくってみると、小さくチベットの現状をかいま見れる記事が載ってた。
以下要約します。

9月7日、中国甘粛省甘南チベット族自治州夏河県で、40人の子供たちがチベット独立のスローガンを書いたとして公安に拘束された。33人は48時間以内に釈放された、14歳の2人は両親が約2000元(250米ドル)払い釈放された。
残り5名のうち14歳の1人は、拘禁中に重い頭部損傷を受けて病院に入院したが、治療許可を受けるために金銭を支払わなければならなかった。残りの15歳の4人は、拷問と虐待を受ける危険にさらされているだけでなく、公安当局は釈放に20,000元(2500米ドル)以上の金銭を要求している。これまでのケースでは、金銭を支払って釈放されたとしても、すぐその後子どもたちは再逮捕される可能性がある。

中国は国連子どもの権利条約締約国だが、アムネスティ・インターナショナルの報告によると電気ショックが子どもたちに行われており、未だに拘禁中の1人は、そのために重い精神的な傷を負っている。チベットでは、中国当局により、宗教/表現/結社の自由は引き続き厳しく規制され、平和的な方法で基本的人権を行使した多数の人が投獄されている。


3年前に私がチベット自治区を訪れたとき、中国人の方達と同行しましたが、驚いたことに、チベットで中国が行ったことについて、全く何も知らないようでした。政府がインターネットを含む全ての情報を管理していて、アクセスしても見られない。チベットに向かう中国人観光客は皆、現在政府が観光資源として売り出しにかかっている、チベットの大自然の景観を目的に何も知らすやってくるのです。そして何も知らずに帰っていく。
また、ラサでは中国政府による漢民族の移住が押し進められ、今や人口の半数以上が漢民族になり、あの中国による侵略後もひきつづき残ったチベット人すら、祖国の土地からじわじわと閉め出されつつあるようでした。そして有名なチベットの象徴的建物であるポタラ宮の真向かいに、中国政府の「開放記念広場」が堂々と設けられています。

情報操作、というのに、我々は関係ないと思いがちかもしれませんが、実は日本にいると、知ることができないことはたくさんあります。無邪気な顔をしているバラエティー番組でも、正しい情報を伝えていないことは多々あります。たとえば先日、日本の地上派「世界~~~発見」で「チベット」が放送されていましたが、青海チベット鉄道の宣伝のような映像で、今から1300年前に中国からチベットに嫁いだ文世公主の物語をたどる、というまさに中国政府がお喜びになりそうな内容で、肝心のチベットは殆ど映らず、がっかりしました。でも、それが現実です。
中国はもとより、日本のテレビでさえ、重要なチベット寺院/建物の内部や、歴史については、報道できないのです。NHKの旅番組でも、チベットの放映は全て青海チベット鉄道の宣伝映像みたいになってしまう。それしか撮影許可が降りないからです。いまでは鉄道も通され、苦無く行けるようになったチベット自治区、ラサは違った意味で秘境となっています。
そういうことを分かって見ている人は、TVを見ている人のうち、何パーセントでしょうか。日本にいれば紛争や占領や情報操作や・・関係ないと思いがちですが、世界はつながっているのです。

チベット関連のイベントを日本で主催しても、開催する場所の自治体に、中国政府から苦情が入ると言うのを、チベットに詳しい方から聞いたこともあります。

本当の姿は、今回のこの記事のようにしか私たちには知り得ない。一見平和そうに見える日本という国に住んでいますが、与えられている情報は非常に限られていて、真実から遠くはなれてしまっていることは、少なくない。私たちが知らない、知らされてないことは、とてもたくさん有るのです。われわれは、その限られた情報のなかで、いろんな取捨選択をし、特定のイメージを作り上げ、考え、行動していると言うことです。

だからせめて私たちができることは、一つには、与えられた情報を違った方向から眺めてみる想像力を養うこと。もう一つは、この記事のように、小さい声で伝えようとする声に常にアンテナを張っておくことではないでしょうか。耳を澄まさないと聞こえないほど、隠蔽されているものというのは、いつでも誰か権力を持った人にとっては大衆に知られて都合の悪い事実なんですから。

チベットの人たちが、自分の文化や国を取り戻し、ただ自由に表現できるときが早く来ますように。
ドンパチという戦争だけでなく、水面下で行われ続けているこういう悲劇/理不尽も含め、「WAR IS OVER」と言える日がほんとに来ますように、と、BIG ISSUEの表紙のジョンとヨーコを見ながら、思いました。

これは2年前にチベット自治区で私が撮影した写真。
チベットの祈りの旗タルチョ。ルンタとも言います。







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